「作家ものの陶器と磁器」

せすんの読みもの
   

色々なホームページの「うつわの扱い方」を見てて思う。
ホントに「作家もののうつわ」初心者があれ見て「ふーん、こう使うんだ」って理解出来るのかなぁって。
「無責任な奴だなぁ、Cesnも書いてるじゃん」って聞こえてきそうだけど、あれって、ある程度、知ってる人向けになってる気がするんだよね。だって、「初心者」って何がなんだかわかんないから「初心者」じゃん。・・ということで、自分達の経験から。

まず、磁器製の食器は「作家もののうつわ」といえども、それほどお手入れが大変なわけではない。普通の食器と同じ。
使う前に水を含ませたりせず、使った後は洗ったら普通に乾かしてあげればいい。(普通の食器と同じでいい)

実は、ちょっと面倒なのは陶器(土もの)の方で、「うつわの扱い方」もほとんどが陶器の事。じゃ、どうして陶器は面倒かというと、土で作っていて(見た目はわかんないんだけど粒子が)荒いから。だから、そのすき間に水分などがしみ込んで、放置するとひどい場合、カビがはえたりするんだって。(人ごとなのは、まだ、自分達には経験がないから)

じゃ、どうすればいいかっていうと。。
答えは簡単。使ってみるしかない。(笑)(またまた無責任だなぁと思うかもしれないけど、経験を重ねて扱い方って覚えるんだと思う。実際、微妙な所は経験に優るものはない。)
失敗を恐れて使わないよりも、使って憶えていく方が・使っているという事自体の方が、はるかに有益だと思う。(ホントはみんなちょっとは失敗してたりする。人に言わないだけ。)

「うつわと共に成長していくのも悪くない」と思う。
時間をかけて、経験を通して身につけていく知識は応用が効いたり、説明文では書いてくれない「手抜き」を発見したりできる。
適当に使ったって、なんでもかんでもカビるわけじゃない。(たぶん、普通に使えちゃうよ。)
作家さんだって、扱いやすいように作ってる。

油やつけ置きは「やばい」っていうけど、土もの全部にあてはまるわけじゃないと僕は思う。陶器だって、中華料理等の油でも平気だったり、魚だって置いたりもできる、と思う。(だから、経験に優るものはないということになっちゃう)
でも、油料理と汁気たっぷりのものは一応、要注意。

因みに、うちでは使う前に水を含ませることもしないし、ちょっとなら食べ終わった後つけ置きもしちゃう。中華料理も盛っちゃう。(自然流。。笑)
要は、使う人の許容範囲で決まって来るから。極端な話し、自分が良ければそれでいいじゃん、って事。(うちの場合は商売なので時にはハードな使い方もする。テストという意味で。)

後はポイント。これは、案外、知らない事かも。
土ものの碗や鉢、皿は、後ろに高台がついてるよね。(少し高くなってる台みたいな部分)よく、洗った後に伏せて、洗い桶に置いて乾かすでしょ。そうすると高台の中に水が溜まるから、本当は、横にして乾かすといいんだって。すぐ拭いたとしても、やっぱり十分な乾燥は必要。

なんどもいうけど、磁器は平気。磁器は石で作られてて、密度もぎっしりだから、水分もほとんど中に入らないし、カビもはえない。だから、「作家もののうつわ」だから大事に使わないと(って思ってくれるのは嬉しいけど)、身構える必要はまったくなし。
電子レンジと食器洗い機は使わない方がいい。これは陶器も磁器も。

これ、磁器かな陶器かなって思った時は、縁を爪で弾くといいよ。
磁器なら「チーン」と高く響く音がするし、陶器なら鈍い音がする。
自分の家にあるうつわが、みんな同じ様な音なら、たぶん、みんな磁器製だと思う。どの家庭も、ほとんどが磁器だからね。半磁器とかもあるんだけど、これは磁器と同じように使ってまず、平気。
陶器か磁器か知りたい時は、買ったお店に聞くのが一番。他のお店に聞いてもちょっとわかりづらいからね。

せすんの読みもの

「作家もののうつわ初心者」の方を中心に、できるだけ興味をもって頂きながら、理解と知識を深めていく感じ(笑)で書いています。クレームなどはご遠慮願いますが、誉めて下さるメールはお待ちしています。(笑)よろしかったらご感想をお寄せ下されば幸いです。

作家もののうつわ現代工芸舎