「作家への道」

せすんの読みもの
   

Cesnを立ち上げるちょっと前は、あれ?作家もののうつわって、どういう人が作ってるんだ?って思った事がある。
難しい顔して髪とヒゲがボーボー、完成直前で「ダメだこれはーーー」って壊す人?
奥さんは言う。「それ、どーゆう定義?(笑)」

Cesnが始まって、僕も作家さんと会う事ができるようになった。
僕が会った作家さんは、すごく誠実な人が多かった。そして、真剣に作品や進むべき方向性を考えていて、若い作家さんなんかは、まだその道では食べていけないからバイトしながら制作していたりする。

「すごいなぁ」と思った。
けっして威張らない、誇らない、多くを認め真摯に生きている。(どの作家さんも自分の作品に対しては頑固だったけど・笑)なんか、歪んでいたり、見えたり見えなかったりするものがほとんど感じられない人達。「ものを作る人達」ってこういう人なんだと、ただただ感銘を受けた。

やがて、うつわを作る作家さんはどんな経緯で作家になるのだろうか、という疑問が湧く。
半年、1年と、ホームページを作りつづけてゆくうちに、うつわを作る人はどんなところから作家への道を歩んできたか、という事が僕の中でも枠がつかめて来た。僕のこれまでの認識を体系化すると(チョットおおげさ?)、大きく分けて4つのタイプがある。

代々家業でうつわを作っている人、
職業訓練校で技術を修得する人、
美術系学校・大学等で学び最終的にその分野を選択した人、
うつわを作ることと関係ない分野から、陶芸教室や作家さんに付いて、うつわを作る環境を経験し作家として活動する人。

もちろん、これ以外でもいろんな経歴を持ち、現在陶芸家という人はいると思う。(だって日本にいる陶芸家って5,000人どころじゃないだろうからね)うつわが好きで本などを見たり作品を見たりしながら独学で学び・作り、個展まで開いちゃう人とか。実際、個展っていってもお金があれば個展を開く事だってできちゃう。

それに何も展覧会活動をしている人だけが、作家さんじゃない。陶芸教室で生計を立てていたり、展覧会活動はしないでお店に自分の作品を卸している人もいる。ともかく、日本には大勢の、うつわを作る人達がいる。
でも、だいたいが作家としてうつわを作る人は最初の4つのいづれかに含まれる。もちろん複合した経歴を持つ人たちも少なくない。そして、Cesnでもこの4つのタイプで、作家として活動をしている人達が主な所。

じゃぁ、Cesnは4つのタイプのどの作家さんが中心かっていうと。。実は「ここに、こだわりはないんです」Cesnがこだわっているのは、一つだけ。
「作家(プロ)として、いいものを作っていること」これだけなんです。だから作品が良ければ(作家としてうつわの完成度、面白いものを作っているか)、OKなんです。でもCesnが作家を選ぶ「目」は厳しい。。(笑)

これは「作家もののうつわ」に限らない事かもしれないけど、いろいろな人がいて、いろいろな作品を自由に作る。
それが自然で、それが「作家もののうつわ」を楽しくさせていると、気付いたのはつい最近かもしれない。

せすんの読みもの

「作家もののうつわ初心者」の方を中心に、できるだけ興味をもって頂きながら、理解と知識を深めていく感じ(笑)で書いています。クレームなどはご遠慮願いますが、誉めて下さるメールはお待ちしています。(笑)よろしかったらご感想をお寄せ下されば幸いです。

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